あぶく
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まるであんぱんを分けあうように
二人はその心を互いに分けあった
まるで紅茶にいれた角砂糖のように
それぞれの心に溶けて一体となった
まるでエルドラドを目指す旅人のように
二人は二人で一つの場所を目指していた
まるであぶくのように
黄金郷は消えていった
まるであぶくのように
心を見失ってしまった
まるであぶくのように
心は心のままであった
まるであぶくのように
結びついたまま消えた
まるであぶくのようにしか
もうだれも愛せなくなった
自由詩
あぶく
Copyright
436
2007-02-22 09:41:58