パパへ
みい

わたしのこと、どれくらいすき?
ってきいたときの
これくらぁい、の両手で
だきしめられるせかいで

パパ、知らないでしょ?

わたしのくすりゆびにつながってる糸、
教えてくれたの、パパだもんね

今でも、
たくさんのことを信じていて

それはもうはちきれそう

ただ、パパはどっかにいってしまって、
わたしは途方にくれることもなく
毎日、まいにちをきちんとすごすのでした。

パパ、知らないでしょ?

ママの代わりに少しだけ
一緒に眠ったあのよるに、
パパの頬を涙がつたったこと。

わたしはそれを汲んで、
せかいじゅうでつつみこんで
だいじょうぶだよ、と
言い

ほら、
似てる。

どれくらいセックスがしたい?
と聞いて
これくらい、と両手を広げて
抱きしめられるせかいと


自由詩 パパへ Copyright みい 2007-02-07 04:46:42
notebook Home 戻る  過去 未来