地球破壊爆弾
虹村 凌

よォ
どうにかなんねぇのかよォ
この世界ってよォ
何処行っても戦争ばっかじゃん?
何かさァ
世界平和って言うのォ?
そういうのマジで心の底から願うっつーかァ
お前の事好きになっちゃってさァ

もしも繁華街に溢れる若者が
髪を黒く染め直して
清潔な洋服に身を包み
実家に帰って両親を手伝っても
俺は何も気にしないだろう

もう日本国ダメポwwww
終わったなwwwwwww
そろそろアメリカの属国になるだろww
いや既に属国じゃねーの?www
バルスwwwww
>>1氏ねwww
良スレage

もしも電気街にあふれる若者が
髪をばっさりと切って
体を絞って肉体改造して
パソコンを窓から投げ捨てても
俺は何も気にしないだろう


部屋の中で煙草をふかしながら
この世界がどうにかなんねぇかなぁと
漠然と考えた結果に出たのが
「世界中で一日だけ、みんなが家族と過ごす日」
誰も外に出ないで
誰も働かないで
家族と過ごすのさ
一日中家で過ごすの
そうすりゃ
最低でも交通事故は起きないよね
とか考えてたけど
家族のいない人間もいて
あー俺は阿呆なんだなと思った

投げやりな態度で投げた槍が
誰かに刺さってしまったようで
きっといつかそいつは俺を殺しに来るから
あー
俺は阿呆なんだなと思ったのだよ

きっとボタンがあれば
誰かとっくに押してるよな
心配すんな
俺も押してる


自由詩 地球破壊爆弾 Copyright 虹村 凌 2007-02-03 17:35:31
notebook Home 戻る  過去 未来