ティシュー
ふく

空が
暗く暗く暗く

ティシューをつまみました
そして空へ

空は白くはならず
私の頭にゆっくり落ちようとするだけでした





お客様、番号は何番でしたでしょうか?





あら、
私の番号は、
何番だった かしら





カーテンをすり抜けられないように
私はこの夜をすり抜けられない

あなたが夜で
私がティシューだったの





私の番号は
雪と一緒だったのね






自由詩 ティシュー Copyright ふく 2007-01-22 18:54:45
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