花の手紙
流希-Яuki-

贈り方を忘れてしまった
これは淋しさの手紙

時代に似合う花を探して
自分に似合う言葉を捜して
似合わない贈り物を作っていた

誰宛に作ったのだろうか
そんな事も思い出せずに
心に枯れた花を抱いて
ひたすら文章を生み出していた

空に投げた言の葉
いったい誰が
俺の悲鳴を聞くのだろうか?


自由詩 花の手紙 Copyright 流希-Яuki- 2007-01-09 18:59:27
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