敗北宣言
茶釜

「金子みすず」という詩人さんを
皆さんご存知だろうか
私はそれほどご存知ではないですが
尊敬している詩人さんです、
彼女の事をはじめて知ったのは五年ぐらいまえで
それでもその詩についてちゃんと目にしたのは
その二年位後で、詩集に至っては去年童謡集を二冊買ったばかりです。
私はあまり人の詩を読みません、
詩集もその二冊を加えて4,5、冊程度です、
なぜなら、頭のハードディスクが小さくて、
それゆえに消すべきデータと残すべきデータを絞らないと
消していいのが残したいものを押し出してしまうといった状況に至るからです、
よくあります。
金子みすずの詩は、出来れば国家機密プロジェクト級のロックを施したいですね、
何を忘れても忘れたくないワードが沢山あります。
ふつうそんな素敵な詩人さんの詩はどんなに感動しても共鳴しても
無意識に真似をしてしまい、故に自分の脆弱な個性の芽が引っ込んでしまう懸念に、あえて敬遠する嫌いもあるのですが、
どんなに自分があがいても、もがいても、でんぐりかえっても、脱皮を繰り返しても
ジャックの豆の木になっても、
金子信夫、もとい、詩人金子みすずワールドはその万倍も素敵で別格であることは紛れもないので
あえて今回、「金子みすず参ったなぁもお、条約書」?にサインをしたしだいです、
既に大国なので、私などが今更ちょっかいを出しても屁の河童だろう、ということもあり、
その辺も安心しております。


古今東西、老若男女の気持ちにすっと忍び込み
心のバージョンアップをしてくれる作品群に
畑に降る恵みの雨に
らぶ(はぁと)
であります。



散文(批評随筆小説等) 敗北宣言 Copyright 茶釜 2007-01-09 17:03:32
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