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2011 09/19 12:38[413]
ふるる

行ってきましたポエケット

ポエケット、無事終了いたしました。今年はいつもよりも出店数が少ない感じで、おなじみのところもなかったりして、ちょっと寂しかったけど(その分、広々で売る側はよかったけど)色んな人にお会いできてよかったです。
詩誌はぼちぼち、詩集は奇跡的に5冊売れまして、ほんとうにありがたいことです。もう泣きそう。
ポエケットのイベントで、渡辺玄英さんとヤリタミサコさんの対談があったのですが、その中で、
「震災以降、公的な正義の言葉(がんばれ日本とか)が幅をきかせて、個人の欲望や本音の言葉が抑えられてしまっている」
「震災以降、詩人や歌人は言葉を失ってしまったが、それときちんと向き合わなければならない」
という事を対談していて、そうだよね・・・と思いました。
私も震災後から詩がほとんど書けず、今出しているのは以前書いたもの。
でも、「書けない」で終わるのではなく、何でかとか、どうするのか、ちゃんと考えないとな、と思いました。
たぶん、怖いんだと思う。
震災以降、どの言葉が誰をどんな風に傷つけてしまうのか、分からないから。
もちろん、今までだってそうなんだけど、今までは、ある程度、無邪気に無神経に書いてても許される状況だったんだと思う。でも、かわってしまった。

あとは、今まで持っている言葉では到底あらわせないような現実、津波や原発の事故が、毎日のようにTVで流れて、困ってしまっているんだろう。
「かなしい」とか「たいへん」とかじゃあもう、ぜんぜん、ぜんぜん、間に合わないんですよ。

でも、それで書くのをやめちゃってたら、今までさんざん詩にお世話になっといてそりゃないじゃん?って詩に言われると思う。