ふるるさんのプロフィールBBS
2008 07/26 23:09[208]
ふるる

まだ読んでるブコウスキー
「パルプ」というのと「指がちょっと血を流し始めるまでパーカッション楽器のように酔っ払ったピアノを弾け」という詩集を読みました。詩人だったとは。訳者はブコウスキーの詩の非メタファー性が特徴と言っているけど、メタファーがなくても詩は詩だあ。
「パルプ」も超お下品ダメ探偵ハードボイルドSFだけど、そこここに詩人の目を感じます。
「俺は一個の画鋲、一切れのリノリウムだ。」とか「さあ、今晩自分のベッドで眠りたかったらあのライム出しな。俺の酒に入れろ。早く!」なんてところ。すごく笑いってものを知ってるし。
合間に町田康の「破滅の石畳」というエッセイ・評論集を読みました。リズムとか色々、筒井康隆にすごく似ていて、でも慣れているからか筒井康隆の方がスピード感や不良っぽさはずっと上だと感じます。面白かったけど。
sage