ふるるさんのプロフィールBBS
2008 05/13 12:57[190]
ふるる

突然ですが、ネットの詩というのは、「ある「場所」」を確保するものなんじゃないかと思いました。
ブログにはブログの、投稿欄には投稿欄の「場所性」みたいなのがあって、そこに詩があるってことが、場所の確保に役立っていると。またその場所性が、詩の内容を補完してもいるのかも。詩じゃなくてもいいんですが、写真とか音楽は見えやすいし聞きやすいから、自分の自由の余地があんまりないけど、詩だといくらでも「誤解の余地」があるから。。わりと広々とした場所かと。
しかも、それはずっと変化し続けていける。
ネットがコミュニケーションとデータベースの可能性を常に持っているってことは、「いつでも単純な言葉に変換できるという可能性がある」ってこと。わりとそれって「何でも分かりやすいものがウケる」現実社会とは別に、「分かりにくくてもとりあえず置いておける=分かりにくいまま、複雑系なまま、変化が簡単にできちゃう」ネット社会なんじゃないだろうか。
紙に印刷されたもの、本だとやっぱりなんていうか「身体」って感じがしちゃうけど、ネットにあるものはあんまり身体を感じない。ネットでは、コミュニケーションそのものが「身体(リアリズムとも言えるか)」ってことで、あと、必要なのは「場所」なのかもしれない。なーんて。sage