鵜飼千代子さんのプロフィールBBS
2010 10/03 11:52[204]
鵜飼千代子

2001.10「ゆすりか」50号に掲載された「招かざる死」に、お客様を招く時の準備の様子が書かれていて続いて
>客は花にも香りにも掛けている絵にも
>何も気付かずに帰る人もいる
>いささか気抜けをするがかえって楽だ
>一期一会を胸にたたんで膳を整える
とあります。

「むくわれない、あきらめ、けれどこれが自分のスタイル」と表現されている箇所ですが、食べることが出来ないので体力が無くなって来て、気働きだけは衰えないので、ジレンマも感じていらしたのではないかと思います。自分もそうで、「もう少し抜いてやらないと、自分には何も残らず身体が消耗して早死にする」と思う経験を何度もしているので「頑張らない」と気をつけているからかもしれません。それでも、だらだらと時間つぶしをしている人よりは頑張っているし、体調と家庭の事情と相談しながら「良い加減」を模索しているわけです。

「もてなしの気持ち」についてのお話をしました。詩人クラブの新年会の時だと思うのですが、「家に遊びにいらっしゃい。」と呼んでいただいて、それも何度目かのお誘いで、ずっと社交辞令だと思っていたのですが、わたしの父も趣味の写真や釣りのことで会社の階級が違う方と親しくさせて戴いていたのを見て育っていたし、わたしも小さな頃連れて行ってもらって(忍野八海で富士山と日の出を撮るので、夜中の2時出発だとか。寝ているのを起こされて車で運ばれて行った。好きなことだと、もの凄くタフになるんですよね。それは70歳になった今でもそうです。ただ、家に人が来ると奥様が大変なんですよね。)そういう世界があることは知っていたので、せっかくだから上がらせていただこうと思ったわけです。



デジカメの画像データを見ると2004.1.23.なので、この日に伺ったのだと思うのですが、その時に和室のテレビの上に飾られていた小僧さんたちです。しずく Jr.だ!と思って(笑)承諾をいただいてから写真を撮らせていただいたのですが、わたしも随分変な人ですよね。この小僧さんたちはもうどこかへ貰われて行ってしまったのかな。まだあったら、どういうお人形なのかお話も伺いたいし、もう一度遠くからでなく(座ってズームで撮ってます。テレビがよく見える位置に座らせられたということです。)、ちゃんと撮らせていただきたいな。中国で購入されたのかしら。漢詩にこういうのあるのでしょうか? 

話は変わって、村野四郎。
予てより、わたしは母校の校歌と校風に多分に影響を受けているということを書いていますが、折ある毎によく歌われていた「第二校歌」の作詞が村野四郎なんですね。
http://www32.ocn.ne.jp/~myoshida/song/song.html

蛮カラというのは思ったことがありますが、無頼派なのかどうかはわからないです。

わたしのことを随分可愛がってくださった(正しい意味で)吉田道郎先生のHPから引用ですが
http://www32.ocn.ne.jp/~myoshida/index.html

>学風・気風
>「質実剛健」とか「自主自律」という標語が長年用いられるが、質素で細かなことに惑わされず、自分の良識と判断で行動する気風ということか。

こういうのを無頼派といいますか?

それで、前にも書きましたが天彦さんは川路柳虹の年譜を作る関係で村野四郎のお宅に上がり、ご親交も厚く、村野四郎が亡くなった後の書斎整理をされているんですね。本が散逸しないように、ご苦労の上、天彦さんの母校の「独協学園高校図書館」にまとめて寄贈されているとのことです。

わたしの母校(都立立川 府立二中)の第一校歌の作曲者が長らく不明だったのですが、昨年(2009年)おふた方が時を同じくして別々の調査で、東京芸術大学の資料から見つけ出して作曲者が判明したということもあって、こうした資料は残しておかなければいけないんです。村野四郎は、日本現代詩人会の初代会長だと思っていたのですが、HPをみるとちょっと違うのかな。
http://www16.ocn.ne.jp/~gendai04/CCP001.html
天彦さんは、川路柳虹の年譜を作ったことが評価されて、日本詩人クラブに先に入られているのですね。線が繋がりましたか?

母校のOBというとわたしはいつも、「できるかな」のノッポさんと、「アサッテ君」の東海林さだおさんをあげさせていただいているのですが、実は詩人でもいらして、清水哲男さんと、吉増剛造さんは立高OBです。恥ずかしくて言えないんですって。先日の吉増剛造さんのトークセッションでのサイン会でも、「立高37回卒の鵜飼千代子です」と名乗って、「立高の鵜飼千代子さんへ」とサインしていただいたのですが、サインしていただいた本を受け取る時に「詩も書いているので頑張ります!」と早口で言ってそそくさとおいとましました。詩集やご案内等はお送りしているのですが。