2007 03/05 22:07[50]
ふるる
職人と芸術家ということもよく考える。画家バルテュスは「私は芸術家という言い方が嫌いだ。自分は職人だと言いたい」と言っていた。多分、表現ばっかり気にして、観る人のことを考えてないという意味での芸術家と言っているんだと思う。詩人田中冬二は言いました「詩は芸術であって、職人芸であってはならない」と。多分、ルーチンワーク的にもう分かった手順で何かを作るという意味で職人と言ったのだと思う。やはりでも、どちらも極めていけば職人は芸術家に、芸術家は職人になっていくだろう。謙虚さが素晴らしいものを生み出していくという意味で。道の追求が、全ての癖を知り尽くすようになっていき、完成された型、色、音、の無駄なき発露になっていくという意味で。(真面目モードだなー)sage