ふるるさんのプロフィールBBS
2008 04/08 13:44[183]
ふるる

http://www.hirokiazuma.com/texts/character.html哲学者東浩紀氏の「存在論的、広告的、キャラクター的」を読んで思ったこと。
詩に関して言えば、ネットの詩はネット上にあるがゆえに、ゲーム内のキャラクターやハンドルネームと同じような、受け手側が(発信者側も?)オーラ、「特別感」を必然的にくっつける気がする。(キャラ萌え世代はね)。例えば作者が特異なキャラクターであるとか、自分と個人的なつながりがあるとか。ネット内やゲーム内では、発信側もそうだけど受け手側が、どうやって「自分の特別なもの」にしていくか、が前提になってきているから。例え誰でも書けそうなお手軽ポエムであっても、作者と個人的繋がりがあって、自分にとって共感できるものならば、それは「自分にとってかけがえのない詩」だと言える。(ゲーム内のキャラクターに感情移入するように)
だからどうってわけじゃないけど、ネットの詩のレベルが低く見えるのは、「独特なストーリーや技術(読むのに時間かかる、作者の世界で他にどうしようもない、二次小説作りにくい)」よりも「萌える内容(ぱっと見分かりやすく、押さえどころを押さえている、自由度も高い)」が「受け手側に」重視されているからじゃないか。あるいは書き手側も??
けど、キャラ萌え世代じゃない詩を書く人は、詩にはそういうお手軽なものになって欲しくない、エロや下世話な要素に触れさせたくない、箱入り娘にしておきたい、みたいな感覚が、少なからずあるんじゃないかな。(私にはある)sage