2007 12/04 20:40[164]
ふるる
ダニエル・タメット著「ぼくには数字が風景に見える」読み終わりました。
彼が小学生の頃、人とうまく付き合えなくて、友達が欲しくて、心の中でアンという友達を作ります。アンとは仲が良かったのだけど、彼が成長した時、アンは別れを告げにくるのです。その別れのシーンが、とってもよかった。成長し、広い世界に踏み出すことは、別れの痛みを伴いますね。そのことを、こんな風に体験するというのは、すごく悩んで、でも一生懸命がんばっていこうとしている、小さな子供のがんばり魂を感じます。
彼はゲイで、とても素敵なパートナーと出会うことになるのですが、ネットでやりとりして、好きになって、会った途端に同居を決めて、ご両親も問題なく受け入れてくれて。それって運がいいとかではなく、人柄や、小さい頃から頑張ってきた歴史というのが全て繋がっているんだなあと思いました。sage