西瓜すいか
春がきて桜がさいた。
気がついたら身体の芯にいろいろな人の傷と、肌の匂いが積もっていた。

たくさんの泣き叫ぶ声を聞いた気がする。
雨と桜と川の音。
夜中のシーツに叫び声。
むせ返る香水のにおい。
やわらかな髪。

そろそろことばに委ねるとき。






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何かほかの言葉も書こうと思ったのに、
なぜだか、書けません。

たぶん、長い、長い、
「ああ、自分は「オンナ」で、世の中には「オトコ」がいるのだ。」
ということをわかるまでの旅を
ちゃんと書き記すまでは、なんだか書けないようです。






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