作者より:
実は書き流してしまった詩で推敲が足りません。もっと言葉を統一するべきだったと感じています(前半ばかていねいで後半はすこしぞんざいだもの)。この語り手は、たぶん幕末あたりの生まれで、この詩が語られた時点では還暦ちょっとすぎの矍鑠たるおばあさん、語りかけている相手=息子は40歳ころ産まれた末っ子。すなわちこの詩の舞台は昭和のはじめのいつごろか。しかし語り手の母親(おはなしのうまい母のほう)は、もしかして未来のひとです。つまりこれはSFなのでした。彼女が語っている「蜘蛛の糸」は、ほんとは「蜘蛛の網」にすべきなんです。こんど全面的に推敲するときにはなおします。