革命なんか笑い飛ばすんだよ、実際の話/ホロウ・シカエルボク
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 

この国はいつまで経っても変わり映えはしないのさ。悟朗の言葉を鵜呑みにはしなかったけどさ。奴らがコロナだ、やれ円安だ、猛暑だ異常だと騒いでるうちに旅に出てみたくなったってわけよ。だってそうだろ?核のボタンには手がかけられてんだぜ。敵基地だらけのこの国じゃ安心してフアックもしてやれないってわけ。でさ、ちょっと一休みのつもりで天国の島なんかに行ってみようかな、と空港でCAのお姉さんに聞いてみたわけよ。だけどいま天国でも地獄のような火が降りそそいでいるからやめたほうがいいって、しかもどうやら旅客機は飛んでないらしいんだな。で、何処か他に安全でいい観光地ありますか?って尋ねたらオーストラリアを勧められてさ、株券売って一ヶ月くらい滞在してやろうかなって…でも、向こうはいま冬だろう?ビーチでパツキンのネーチャン眺めながらプラウドメアリーゆったり飲めるのかなって思って計画してたら予算オーバーじゃないかよ。ヌーディストビーチどころの話しじゃないんだよ。円が安くてさ、それなら観測船に乗ってキャビンで働きながら南極か北極に行ってやろうかと思ってるわけ。ペンギンやアザラシさんで我慢してさ、俺って料理得意でしょ。ウハウハさ。



気付いてたんだ。笑。読んでくれてたんだ。

---2024/09/21 02:08追記---
- atsuchan69 
- レタス 
- 朧月夜 
ウェブネイティブならぬAIネイティブにとってはカウンターになる文章かなあと思い……うーん、なぜか「作品」とは言いたくない気がしました……革命家たる思想家は何もなさない、革命家たる野蛮人は暴力で社会を変える、という今までそうであったという意味で前半部分には首肯するのですが、そこで首肯するだけだと、単に「素直になれ」「大人になれ」「芸術家はもうからない」ということを謂いしているだけであって、大人に「なっちまった」読者が「時計仕掛けのオレンジ」とかを読むように、「俺にだってこんな暴言は吐けるんだぜ」という共感を引き出すという意味合いにおいては、商品価値を持った文章だと思うのです。ですが、「ホロウ・シカエルボクは柔軟になったのか?」と迷わせるような文章でもあり、おしまいに「考えてもごらんよ、時代を変えるのは戦争じゃない、たったひとりの人間の知識や経験なんだ」ということで、かろうじて「これは詩だ」という思いに立ち返れるのですが、ちょっとその文言の登場が遅すぎると言いますか、前半の主張ともかみあっていないように思えてしまいますし、AIが理路整然とした文章を紡ぎ出す時代に、こうした矛盾を許容した文章というのは個性を表すという意味合いにおいては貴重と言いますか、重要だとは思うのですが、ずっとホロウさんの詩を読んできた読者にとっては、作者の自己紹介文のように見えてしまうのではないかなと、すこし危惧します。ホロウさんの詩が矛盾を内包しているところ、今まで読んできてあまり目にしたことがないので、今回は「おや?」と思ってしまいました。なんと言うんでしょう、「罵倒した対象が己自身だった」みたいな、……そういう作品なかったでしたっけ? なぜ論点がぶれてしまったのかな? という思いは持つものです。これに対して、「いや、ずれてなんかいないぜ」というご意見も多分お持ちでしょうし、それを聞いてみたいのですが、何を「糸」として紡いだ文章なのかなあ、と。句点がないので、わたしが読み違えているかなあという反省もあるにはあるんですが……。それはそれとして、「ターゲットの定め方がそもそも間違っているんだ、ひとりの人間に話すつもりでやらなくちゃいけないのさ」ということはわたしもいつも思っています(まあ、文学の一手法ですが)。その対極としての「全体主義の暴走」でしかない「革命」に喧嘩を売っているのかな? 「俺の言葉が分からなければ、この矛盾が分からなければ、芸術家気取りなんてすんな」というメッセージを多分読者は受け取るだろうと思い、「じゃあどうすれば良いのさ」については、ホロウさんの今までの詩がすべてを表していると思うのですが。まあ、読者にとっては入り口も必要ですしね。論旨についてはうなづけるものですし、マルコムXなしにマーティン・ルーサー・キングは存在し得ないともわたし自身は思っていますし、ガンジーについては民衆をイギリス政府からインド政府に売り渡しただけだとも思っていますし、今後の革命とは「一人を変える」というところから始まるようにも思うのですが、革命についてもう少し踏み込んだ考えを聞きたいな、ということは思いました。

返コメありがごうございます。多分革命という言葉にこだわってしまったのでしょうね、
---2024/09/22 06:23追記---

「わたしは」という言葉が抜けていました。
多分革命という言葉に<わたしは>こだわってしまったのでしょうね、
の意味でした。済みません。
---2024/09/30 12:45追記---
- 陽向(2躯-30~35) 
 
作者より:
〇アラガイsさん

僕は旅行なんてビジネスホテルに泊まることが出来ればそれでいいんだ。いくつか旅行にも行ったけど、観光地なんて訪ねたことも無い。殺風景なホテルの部屋は僕の為のスペースだけど僕の部屋ではない。それってちょっとたまんないじゃないか。ところで、「観測船の船」っていうところはお手すきに直しておいてくれたまえよ。

ワタシ、イツモゼンブヨンデルヨー

〇atsuchan69さん、ありがとう。

〇レタスさん、ありがとう。

〇おぼろんさん

僕はだけど、今日の詩にも書いたんですけど、矛盾や混沌はないよりある方がいいと思っているんですよ。これまでの詩にも何度かそう書いたんですけど。
うーん、僕はこれもいつもの詩と同じように書いて出したものなので、自分にとってはいつもの自分の詩なんですけどね。「革命」って言葉のとらえ具合が少し違うのかな?革命を真剣に語るための詩ではないんですよね。んーと、例えば、ボンタンっていうものがあるじゃないですか。あれは学校における反抗のアイコンなんだけど、制服のアレンジなわけですよ。じゃあ私服を着て登校すればガチかというと、それも結局学校っていうものの枠内での話なわけで。反抗っていうスタンスであれば初めから選ばない、もしも革命というのであれば全国の学校設備を破壊するとか(笑)そういうことでしょ。で、自分にとって意味の無いものを正しい外野として茶化してみた…っていう感じになるのかな。
でもこれ例えば詩というジャンルに当ててみてもいいかな。例えば自称詩人を叩いたりとかさ、そういうムーブって結局…(笑)ね。
「下らねえこと言ってないでもっと自由にやろうぜ」みたいな感じかなぁ。もう一昨日の詩なんで僕もよくわからないけど…( ´∀`)

〇陽向(2躯-30~35)さん、ありがとう。


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