作者より:
朧月夜さんへ
真摯に向き合ってくださり、書いてくださってありがとうございます。
とても鋭いご指摘ですね。
姓に関してもそこまでの思いはありませんでした。
井上靖の全詩集を読んでいて、こういう小説の一部みたいな詩もあるんだなと思いました。
ずっと私の書くものを読んでくださり、評価も批評もしてくださっているので、がっかりするお気持ちは分かります。
(と言うのは奢った言い方ですが)
申し訳ありませんが、楽しんで書かせて欲しいと思います。
再三申し上げているとおり、私はただの通過点で、来たものを書いているだけです。
それが現代の価値基準や誰かの価値基準に照らし合わせて良くても悪くても、どうしようもありません。
詩も絵も自分でどうこうしようとしても何も出て来ないし出来上がらない。
常に通り過ぎていく何かに身を任せるのみです。
ところで朧月夜さんは、今は詩は読んでなくて、商業的観点から技術を見るだけ、と以前おっしゃってたと記憶していますが、変化したのでしょうか。私は商業的観点から詩を書いたことは一度もなく、完全に道は違ったなと思ったのでしたが。
なぜ安易に着地するのか?厳しさのない詩、世界観のない詩、どこにでもあるような詩を書くのか?
ご指摘ごもっともですが、書き方が激しすぎというか、私も傷つく心を持った人間ですので……
なぜかは分かりませんが、今の自分には必要なのかもしれません。
ついでに書きます。
私の詩に対するスタンスは、
評価を気にせず来たものを書く。なるべく原型を壊さないように。
誰かにとって必要かもしれないから、出す。
これだけです。
中にはいいのもあればダメなのもありましょうが、質とか全然気にしていないのです。
そういうタイプの書き手なので、一定の何かを求められても困るし、こういうもの、前みたいなのを書けと言われても書けません。本当に無理ですごめんなさい。
上手い下手というのにも懐疑的で、上手くなったら下手のよさを捨ててしまうことになる。と思っています。
さらに書きます。
私の最も嫌いな言葉は、詩は、絵は、音楽はこうあるべきである、という言葉です。そんな事言ってたら全然自由に作れない。自分が好きならいいと思います。
ついでに言ったらテーマや自己表現という言葉も、一つの見方ではあるけど、絶対ないとだめっていうものではないと思っています。
理想形や分かりやすさを設定して追い求める人もいて、どっちもあっていいとは思いますが。
---2024/03/21 11:10追記---
お考えはわかりました。