遠く 銀に/木立 悟
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 砂木 
朝は 来るのではなく
さまざまな手により
創られるだなあ。
詩人の目と手を感じます。
太陽が昇るのを奇跡とうたう詩を
読んだことがありますが
深夜から働く何者かの力により受け取る
羽を持つ朝の足跡が夜の屋根の上を
たどたどしくけれど ついに渡り
角笛のような形無き笛は 縁取りの中に
消えていくような。
海からくる 水平線の波のかすかな音が
しだいにひいて 緑に変わるような
静かに泣きたくなるほどの 深夜に
闇が光であるような 再生の
待ち望む朝の光への 憧れを感じます。
- 和泉 輪 
- 嘉野千尋 
 
作者より:
>砂木さん

 小さな音を見つづけました。
 ずっとずっと見ていました。
 ありがとうございました。
 

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