赤壁の風/Giovanni
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ひだかたけし 
過剰な装飾を削ぎ落とした力強い詩ですね♪
- こたきひろし 
詩人は作品のタイトルからイメージして書き進めていくのか、それとも無題にするのが悔しいから題名つけるのか、私は詩人ではないのでわかりませんが。

この作品のタイトルからは不条理な炎とそれに立ちはだかる壁を私はイメージしました。
きっと内容の中に戦いの文字があるからでしょうね。
推敲重ねられたんでしょうね。無駄な言葉が切り詰められていて、書き過ぎないでいて、それでいて読み手に伝わる要件は備えていると感じました。
- 空丸 
- おぼろん 
 
作者より:
森田拓也さま
ひだかたけしさま

いつも温かいコメントありがとうございます。
そして、いつもコメント遅くて申し訳ありません。

実はこの詩、中国で作った漢詩が元になっています。
旅先で親切にしていただいた赤壁の方へ差し上げたものです。
それを日本語の詩にしました。中国語は話せませんし、ピンインも
分かりませんが、漢文の知識は少しありますし、学生時代から
漢詩を自己流でよく作っていました。

だから異国的な雰囲気があるのだと思います。
まさに、森田さまのおっしゃる通りです。私は常に異邦人として
世界を見てしまうのかもしれないなと思います、日本にいてさえも。
また、ひだかさんのおっしゃるようにシンプルなのも漢詩からの
詩だからかなと思います。

こたきひろしさま

コメントどうもありがとうございます。
私の場合、半分以上が最後にタイトルをつける感じです。無題というタイトルではどうかなと思うときがあるので、一行目をタイトルにするとか、そんなこともあります。
この詩については、お世話になった方が風のようだという意味合いです。
それでも、赤壁は炎を印象付ける単語ですし(三国志時代の火攻めの計略で有名な古戦場ですし)実は、暗に「不条理」という意味も入っていると思います、なんせ中国ですから……。そういうものも確かに意識にはありました。

漢詩を作る時も考えて推敲を重ねましたが、おっしゃるように日本語の詩にするときも同じでした。漢詩の典型的パターンの起句承句の自然描写の部分はさらっと書かないとと思ってあれこれ考えました。ただ転句は強くなりました。本当は、「戦争なんて知らないけど、あなたが赤壁に吹く風のように快いご親切を私にくださったのは良く知っています。」というのが元々の漢詩でした。ただ、それでは、あまりに漢詩的すぎるので、あれこれ思案を巡らせてこうしました。
ご理解いただけて大変うれしいです。どうもありがとうございました。長文失礼しました。

空丸さま
ポイントありがとうございました。

Home
コメント更新ログ