千年の海/田中修子
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ひだかたけし 
- 白島真 
これでショートストーリー読むのは3作目だけど
いずれも飽きずに一気に読んでしまいます。
私はshuukoさんの詩のファンでもあるけど、
最近はショートのファンになりました。
前作も今作も壮大な散文詩だね。

>外の世界なんか、私はもういらない!」
>(……外の世界に必要とされていないのは、本当は私ね

絶えずこのような自己を洞察する客観的な視線が備わっているので、作品を甘くしてないのでしょう。
世界に対する謙虚さ、あるいは不安な定位と言い換えてもいい。

>されこうべにしばらく頬擦りしてから、そっと指輪を持ち上げました。
こういう箇所もそう。破滅的なものに憧れるのは人間に本来備わったもの。(フロイトを持ち出すまでもなく)ここではそういう衝動が徒に主張されることなく
当たり前のようにそっと置かれています。そこが凄い!!
次作も大いに期待したいです。
---2017/01/09 16:20追記---
---2017/01/09 18:42追記---
自己破滅を含んだ上での究極の愛の物語、と補足しておきます。
- 下山 
- ryinx 
 
作者より:
ひだかたけしさん、ペコリ!
白島 真さん
ありがとうございます!
自分ではこれはなんのジャンルに入るのかわからず……散文詩なのか! という無知な体たらくです。
これの原型を書いたのはいまから15年前くらい、高校生くらいのころでした。今回載せるにあたって、少し手は加えていますが。
いったいどこに投稿したり載せたりすればいいものかわからず、お蔵入りしていたものをこちらに投稿させていただきました。
いま、こういったものを書けるかどうか。書きたい気持ちはずっとあるのですけれど。
ただ、数人の尊敬する方に面白い! と言っていただき、少しずつこういうのも書いていていきたいなと強く思ってます。
久々に書くと無残な出来になったりすると思うんですが、苦笑いして励ましていただくと幸いです(図々しいよ

石村 利勝さん
ありがとうございます!
当時は同い年の友人に見せて満足していたのですけれど、
こうやっていろんな人の目に留まると
なんだか幸せですだー!

下山さん、ペコリ! 
---2017/01/13 10:09追記---

fiorinaさん、ありがとうございます!
自分ではただこんなことがあったら面白いなぁ、夏目漱石かっこいいなぁ、という感じで書いただけなので、いろんな解釈をしていただけてすごく新鮮です。
とても昔に書いたものなので読み返しても新鮮なのと……また書けるかなぁ。書いてみたいなぁ。
志水圭さん、ありがとうございます!
この、千年というのは、夏目漱石の「夢十夜」の確か第二夜? で、恋人を亡くした主人公が、彼女が生き返るのを待っていたら百年たっていた、というような流れのものがあって、すごいなぁかっこいいなぁ、と思って、こちらでは千年待たせてみました。
考えてみたら、この物語は二次創作? パロディ? なのかもしれないです。

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