城戸賞、落ちました(笑)。/平瀬たかのり
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- アラガイs 

シナリオですか。懐かしいな。細やかな心の動きも省かれるシナリオは発想と構成力。そして何よりも演出力。「伝える」という主旨に於いては小説や詩と同じようなものですが、やはり表現が省かれる分だけセンスは必要でしょうね。。
それは残念でした。ですが、賞に落ちたからといってそれほど悔やむこともないでしょう。昨今シナリオ作家たちの力量は新しいドラマや映画を観ていたら凡そ見当はつきます。審査員だって同じ。先ずは映像化が基本なので審査する個人の好み能力にもかなりばらつきがあるでしょう。本当に佳い作品が受賞するとは限らないです。そんな風にあれやこれやと考れば、そのまま漫画からの映像化が多いのもわかります。。城戸賞が主にどのような趣向を念頭に置いた賞なのかは知りません、と云うか忘れてしまいましたが、受けを考えれば、当然流行りのスタイルも考慮の基準にはなるでしょう。私個人的にはドタバタと目まぐるしく動く台詞ばかり多い作品は嫌いですね。もういい年齢ですし(笑)
かなり文字数も行くのでしょうが、できれば少しでも載せて見せてください。拙ながら必ず読ませてもらいますよ。
- りゅうのあくび 
 
作者より:
アラガイさん。
早速のお返事ありがとうございます。たいへん嬉しいです。
最初はそうでもなかったのですが、だんだんと凹み角度が大きくなってきまして(笑)
二次までは無理としても一次はナントカいけないものかと思う自分がいたのは事実で。で、それが叶わなかったってのは「箸にも棒にも」レベルだったのかしら、なんて思ったり。そこらへんが客観的に見えにくいのが独学の限界かなと。

シナリオというのは映像化が大前提でありまして。つまり「今」の観客、視聴者にダイレクトに訴えかけなくてはいけません。ということは「今」を切り取らなければならないことは分かってるのです。
でもですね、ボク、ストーリーの中で「スマホ」は使いたくないのです。携帯電話もインターネットも少し抵抗がある。ですから落選作も今書いてるものも舞台設定は90年代前半です。でも作品に映像化されうる力があるなら、次々開発される文明の利器をとりいれなくても、「今」をちゃんと描けるのではないかと思ってます。甘いかな。

しかしいきなり権威、歴史ある「城戸賞」というのはちと荷が重かった(笑)。でも意外と少ないんですよね、シナリオコンクールって。枚数規定もけっこうまちまちで。ですから、映像化は前提としなくても、入選作はネット上で公開される、みたいなコンクールが頻繁に開催されたらいいのになあ、そうすれば裾野も広がっていって、安易な漫画原作リメイクという風潮も少しずつ変わっていくのじゃないかなあ、なんて思ったりしてます。

今、書いているもの、書き上げるのにもう少し時間がかかりそうです。やはり、初稿→改稿→決定稿という順番はちゃんと踏みたいので。年内になんとかと思っているのですが。
そうして一応の完成をみましたら、その時に私信の方を送らせていただきます。できますればメールに添付した原稿を送付させていただこうと思っておりますので、ご了承いただけるようであれば、その節はおりかえしお返事いただければありがたいです。

このたびはお返事いただきありがとうございました。励みとし、書き続けようと思います。

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