作者より:
あおばさん
路線図は何処か蜘蛛の糸のような印象が在ります
絡め取られてしまう前に自らの進む道を違わずに
見出さないと、こちら側が乱されてしまう様な。
「終電を見逃して駅ン個分も歩いて帰ったヨ!」
武勇伝の如く語られるのも今日び箱型輸送手段が
横行している賜物であって、お猿の籠屋時代には
足軽が当たり前でありましたでしょう。ですから
歩く先に咲いている花や落ちている硬貨に想いを
馳せる余裕もあった筈ですが、その効果も次第に
薄れ、何とも淡泊な糸を必死で手繰り寄せながら
人間関係を維持せんとす、そんな心模様かしら。