薬の話/藤鈴呼
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- ichirou 
苦い薬もオブラートでくるめば
やさしく飲めますね。
良薬苦口
- あおば 
 
作者より:
ありがとう


* ichirouさん、オブラートって薬を飲む為の魔法のフィルムってイメージがありますけれど、実際に使ったことって余り無いような気がしています。薬は苦いもの、そんなイメージも同時に持ち合わせていましたから、「それも含めて薬」と思い込ませていたのでしょうね。昔は近所のお医者さんに行くのが定番でした。例えば風邪薬。その時の症状によって処方箋も違うのでしょう、昔は医院内で調合してくれて受け付けで薬も受け取り帰宅が定番でした。白く薄く透ける薬袋は紙のようでちょっとツルツルとした手触りだったような記憶も。その中の色合いが毎回違うのでちょっと楽しみだったような不思議な記憶。淡い桃色だったり黄色だったり、これがお薬でなければどんなにか甘い粉なんだろう、なんてネ。勿論、妄想は妄想のままに苦い味わいに一瞬だけ唇をもしかめる訳ですけれど、如何に薬を舌で味わうことなく飲み下すか、が、幼いながらの命題だような気もしています。そうですね、出来るだけ沢山の水を喉元で我慢してキープしている内に粉をふんわりと乗せて「さぁ行くぞ!」と気合を入れたらごっくん。なんて大袈裟なモノじゃあありませんけれど。

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