肉食獣 / 不思議/クナリ
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- Lucy 
「けれどいつも 無意味な凶暴な衝動によって 必死に温め慕ってきたものを 壊してしまう・・」という吉原幸子の詩句を思い出しました。
「何かを損なうだけの
かみ裂き方ばかり覚えて
あなたの食べ方も知らない」
奪うこと、傷つけることが、また性愛の一面でもあることを、
牙しか持たない肉食獣に例えて、
この詩はあざやかに繊細に表現していて悲しいと思います。
一方で、明るくポジティブな「不思議」と、セットになっているのは不思議な気がしました。
そんな奇跡のような偶然も、恋する二人には起きるものですよね。(遠い目)
- こひもともひこ 
- nonya 
- 泡沫恋歌 
 
作者より:
皆様ありがとうございます。

笹峰さん>
か、かわいいっすか?
自分では気色悪いと思っていますよ(^^)。
共感などされてはなりませぬ!

松岡さん>
大事なものを、壊すようにしか愛せないっていうときがあると思うんですよね。
「そういう人」というだけじゃなくて、「そういうとき」があるんじゃないかなあと。
でも、そういうときの相手ってのがけっこう一生ものの思い出を作ることが多いような気も…。
自分で『肉食獣』を書き終わったとき、「ああこれで終わるのなんかイヤだ、もっと後味のいいものを一個入れよう!」ということで『不思議』がくっつきました(^^;)。
あッ、遠い目などされて!
丁寧な感想をいただけて、とてもうれしいです、ありがとうございます。


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