閉経/そらの珊瑚
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- イナエ 
- 芦沢 恵 
- 北大路京介 
- 夏美かをる 
無知な私は、恥ずかしながらジョージア・オキーフという方を知らなかったので、検索しました。そして「成る程!」と納得しました。確かに彼女の描く花はどこか艶めかしいですね。そして『黒いアイリス』は神秘的なつややかさが黒光りしているような印象を受けました。タイトルとも絡み合わせて、閉経近い女のせつなさを思いました。(わたすも、年齢的にそろそろあれなんで(笑)、同じテーマで詩を書いてやろう!なんて目論んでました。でも、こんな素敵風には仕上げられない〜。突然ですが、一句!)

閉経も
描けば愛し
詩人技

失礼いたしやした!(笑)
- 壮佑 
- 梅昆布茶 
- nonya 
- ただのみきや 

あらためて 珊瑚さんすごいなあ と思いました。
- 宣井龍人 
- 由木名緒美 
-  
- 乾 加津也 
---2014/02/05 12:05追記---
ポイントなしのコメントが深くて誘われました
後で書きます、お待ちください 笑)
---2014/02/06 22:38追記---
はっとさせられる、最も印象的なフレーズは出だしに置かれた

黒いアイリスは
男の喪に服した女だ

服する、といいながらこの二行には弱々しさの欠片もない、むしろ清々しいほどの潔さをにじませるが、この潔さが最後の「愛に殉じた女である」に確実に手渡されている
途中、(触発された)媒体に言及するも、決して絵画を説明(解説)しているわけではない
儚さは幻想というのも直裁ではあるし、画家の技法や視座について作者の思うところに触れてもいるが、この意図は次の連に輪郭を与える効果を担う
行間に流れる重みによっても、これはすでに(実推敲や意識下の別を問わず)かなり削がれた“深耕の”作品だと思われた

作者の五感から深耕して現れた一縷の光。このできるだけ的確な提示が作品の目指すところであり、一極集中、他の要素はどんどん捨てられてゆく、それらは深耕の到達地点を鈍らせる雑念になる
だが作品に拡散(開放?言葉の明るさ)を求める読者からすれば、深耕は逆の手法であって息が詰まることもある、もっと言葉がほしいと感じるかもしれない、しかし円熟の渋みや幽谷に流れる絹のような濃霧は深耕でしか味わえない醍醐味だろう

平易な言葉の作品ながら、黒いアイリスの恥じらいもない炎のような愛の謳歌は、羞恥の人間には及びもしない黒い魂に共鳴した、画家と作者に重ねあう眼差しであり、エロスの奥にみなぎる命(泉)にまで、読み手を導くようでもある

とか、書いてみました。独断と偏見はお許しを。
- 桐ヶ谷忍 
- 紗耶 
- あかりんこ 
泣いてしまいました。
- 泡沫恋歌 
閉経したということは、妊娠の呪縛が解けたということだと思う。
もう一度、自由な女に戻って楽しんだらいいんだ。

だけど、そういう気持ちも失せてしまうのが残念(笑)
- 小林螢太 
- あおば 
- 殿上 童 
- atsuchan69 
- 生田 稔 
私の妻もその女です、
閉経した時、「春は去ったわ」
と悲しそうに言いました。

- ストーリーテラー 
- 末下りょう 
- ボトルシップ 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- 伊藤透雪
詩景は面白いんだけど、せっかくなのに削るべきところが残ってる感じかな?説明的、ってくどく感じるんだよね。
もっと描ききって欲しかった。
その上で削っていけば、自ずと鑿のあて所が見えますよ。

「更年期」を絡めるなら、いっぱい調べて!
これを第一稿にしたら素敵になると思いました。

殉じる、はちょいとつまんないかもしれません。
 
作者より:
この詩は一年くらい前に書いて寝かせておいたものです。
読み直してみたらなぜか最終連が浮かんできて、そしたらこのタイトルになっていました。

あの絵を見ていると、なんだか花が自らの意思を持って閉経させたんではないかと
(これは直感であり、たぶんジョージアオキーフはそんなこと想って書いたんではないと思いますが)
もしかしたら男女の(おしべとめしべの)究極の愛のカタチなんてものがもしあるとそれば
男のあとを追ってたとえば命を絶つとかじゃなく、
女が自らの意思で閉経することなんじゃなかろうかと。
医学的にはありえん話で、全く荒唐無稽の考えとなっております。

この部分についての違和感をご指摘いただいたある方によって、あらためて自分の詩を
見直す機会となりました。あらためて感謝申し上げます。

この詩を読んでくださったみなさま、ポイントいただいたみなさま
ありがとうございました。

れたすたれすさん パカパカありがとうございます。 

笹峰霧子さん ありがとうございます。コメントにいつも励まされています。

夏美かをるさん ありがとうございます。そういう風に感じていただけたこともまた真実であるかと思ったりします。夏美さん、俳句の才能もありそう♪座布団どーぞ。

ただのみきやさん  ありがとうございます。いえいえ、なんか恐縮です。
 
あかりんこさん  ありがとうございます。なんだか…ごめんなさい。

泡沫恋歌さん  率直なご意見 ありがとうございます。

蛾兆ボルカさん 作者としての未熟さをひしひしと感じさせる大変有難いコメントをありがとうございます。
---2014/02/02 22:31追記---

---2014/02/02 22:32追記---

---2014/02/03 22:43追記---
小林螢太さん  あおばさん  殿上 童さん ありがとうございます。

伊藤透雪さん 大変有難いコメントをありがとうございます。私も殉じるはちょっとありきたりだなあと思いつつ、他にいい言葉がみつかりませんでした。

---2014/02/08 09:19追記---

小林螢太さん  あおばさん  殿上 童さん  atsuchan69さん ありがとうございます。

生田 稔さん コメントありがとうございます。素敵な言い方をされる奥様ですね。

ストーリーテラーさん  サカサノ ボノさん  ボトルシップさん ありがとうございます。

 
---2014/02/08 09:23追記---
乾 加津也さん 大変貴重なそして美しい詩批評に感動しております。
 実は今、初めて詩批評というものに取り組んでおりまして、
そういう意味でも、詩を読むというスタンスというのでしょうか、大変参考になりました。 

乾さんの言葉に身に余る言葉によってあらためて自分の作品を再確認しているところです。
詩というものはもしかしたら意識しているものを越えた無意識の世界にまで到達しえるものなのかもしれない、と思ったりします。
エロス、はまったく意識しておりませんでしたが、そう感じ取っていただけて
大変嬉しかったです。エロスなくして生物は滅びますから。
 
---2014/02/08 09:30追記---

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