渇き/水島芳野
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 鵜飼千代子 
欲しているものが、虚飾、仮初めのものだからだと思うのですが、救いのない危うい世界を、美しく書かれたと思います。僕たちは春の木漏れ日の色彩の中、夢をみているような表情で、はらはらと、あちらこちらで地面に同化して消えていくような、生命力のなさを感じます。美しいのですが、恐らく作者の世界観と違うところから作られた物語の為、全体的に過剰で散漫な印象を持ちました。

---2010/08/19 22:17追記---
過剰についてですが、
>僕たちという過ち
の前の表現が、千鳥足のように感じました。
「わたしをころして」という相手に対して、失礼ではないかと。
そう感じたため、リアルに体感したことの喩ではなく、イメージだけで書かれた
詩ではないかと思い、前述のようなコメントを書かせていただきました。

- ゆず 
 
作者より:
>鵜飼千代子さん

貴重なご意見ありがとうございます!読み返してみて、散漫なのはいっそ狙い通りなのですが、「過剰」という部分がひっかかりました。たしかに、強弱の間の調子がえがかれていない詩に感じました。世界観…は、わたしは以前、違う名前で「少女密葬」という詩を書いたのですが、この世界はそこから大きくもってきています。別の視点から見た作品とでも言いましょうか…。それが語りきれていない所為で、浮いてしまうのやも知れませんね。
いずれにせよ、今後、もっと詩の推敲をしてから投稿をしようと思います^^;
いつも丁寧に読み解いてくださって、ありがとうございます。

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