しまわれているところ/木屋 亞万
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- あすくれかおす 
 
作者より:
即興ゴルコンダ(poenique)に投稿。

潮色たちさん、ありがとうございます。
あすくれかおすさん、ありがとうございます。

読んでくださった皆さん、ありがとうございました。

ゴルで、Rさんの感想を受けて、
考えたことを、こちらにも載せておきます。


しまうまのじぶんが、
らいおんのじぶんに食べられて、
しまうまのじぶんは広がっていく。
それはつながっていくことだし、
死んでしまうことでもある。

らいおんのじぶんのなかには、
いろんな動物たちのじぶんが集まって
ちょっとしたパーティーになっているかもしれない。
しまうまはそこでトムソンガゼルと幸せにやってるかもしれない。
生物学的な身体の構造が、この世のすべてというわけではないし、
その構造が間違っているというわけでもない。

死そのものに特別な意味はないかもしれないし、
食べることは殺すことだといって、非難することにも意味がないのだろう。
ただ、らいおんは食欲を満たした後に、さびしさを抱くかもしれないし、
しまうまは食べられることがそんなに悲しくないかもしれない。

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