創書日和【鏡】雨の窓/大村 浩一
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 北村 守通 
- 恋月 ぴの 
- 《81》柴田望 
- 夏野雨 
- nonya 
 
作者より:
 鏡というと、やっぱりどうしても離人症のことを思ってしまう。
 以前にもモチーフに使ったけど、今回も意識に置いていました。感情移入を控
えたせいか、単なる客観的描写に読めちゃうのがちと失敗。
「自分が自分に見えない」を象徴するシーンを作るべきだったか。

 12月の1日だけの関西出張の時のことを思い出して書きました。
 鏡でないものが鏡の作用をする、というのが唯一アイデアらしいか。
 文字の流れを雨に見立てたのは、たまたま映画「マトリックス」を見たからで、
いかにもだけどまあいいヤと。
 元町と新町はなんと童話フレーズ、「きかんしゃ1414」から。幼少時に何度も
読んでいた。京都と東京の意味です。
 最終行の「内実」には当初「こころ」という単語を当てていました。岡部さん
のあの論、一部にはそんなにも不評だったかと不思議です。コメントの中で、あ
る人が現代の内面の空虚さをむしろ描きたいみたいな事を書いていたのも、今回
念頭に置いて書いています。もっとサイケにサイコにも書けるでしょうけど。

北村 守通さん、石川敬大さん、緑川 ぴのさん、
果音さん、縫ミチヨさん、《81》柴田望さん、夏野雨さん、

 ポイント下さりありがとうございました。
 現代詩らしいレトリックで書けば現代詩になるというもんではない、と最近の
自分は思っています。
---2009/02/03 21:20追記---
 この作品を「千石 青の日」に持っていったところ、結構直せる場所のあるこ
とが皆さんの指摘で分かりました。原型を見られるかたちで後日手直しすると思
いますので、原型ポイント下さった皆さんにはご了承頂きたく思います。

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