こめかみ/浅井実花
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- 石田 圭太 
以下の方がポイントなしでコメントを寄せています。
- りゅうのあくび
はじめまして

恋の詩だと言っても
申し分はないと思いました。
愛という気候がある、という
発想はとても素敵です。

けれども、もう一歩それを
詩として馴染みのある言葉にするには
「愛と云う雫はしっとりとして
涙にも汗にもなって
きっと哀しい雨となり降りしきるだろう」
とか、例えばですが、この場合は
隠喩を使って文脈化させるのが
いいのではと思いました。
その方が、先ほどの
愛と云う気候があるという
発想を活かせると思われるからです。

まだ拙い指摘に過ぎませんが、
正直にお話いたしました。

あと印象的なところとして
武器が出てきます。
影響力としては十分に迫力のある
小道具です。
詩の中でも登場させるのですから
それを使いこなす必要も
もちろんあります。

例えば
悲しさという弾の込められた銃身は
こめかみに向かって沈黙している
とか

この場合は、武器の悲しさとは
その鋭利な機能に付随するものなのか
それとも武器のイメージそのものが悲しさにあるのか
この辺をもっと描いても良かったかもしれません。

プラスアルファの部分については
もう少しだったと思います。
その辺をカバーしていただけたら
もっとポイントも入る詩と思います。
とはいえ基本は天然の思いですから、
その辺は良く出来ています。
おしいと思いました。
---2008/11/08 21:43追記訂正---

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