「存在の彼方へ」を読んでみる/もぐもぐ
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- チャオ 
レヴィナスの論法はとても詩的ですよね
困難極まりないが、もともと、困難極まりないものを論ずるのだから、単純といえば単純なんですが。
まだ、僕も読めないでいる。思想家の一人です。
あこがれていますね。レヴィナスの書き方とかには。
- ふるる 
難しいのですが・・・生物は人であっても必ずや闘争本能、利己的な遺伝子を持っていて、その本能こそが「自分を自分だと感じるおおもと(存在していると感じている)」であると・・・いうことなのかしら???
でもって、その本能においては、時間を過去から未来へ、というふうにしか認識できない、あるいは時間なんてほんとは部分的にしかないのに、(量子力学の世界ではそういう数字が出ているらしい?)「時間」という概念がないと(言葉で言わないと)なんだか不都合に感じてしまう・・・ということなのかしら??間違った解釈を私はしているかもしれませんが、興味深かったです。言葉を知らない人には時間の感覚がない気がします。その瞬間が全てで。年を取っても、若い時の自分と比較できないから、分からない・・・。(いいかも)
「自分」「時間」という言葉の契約書を交わすことで、私達はなんとか弱いながらも生きている、という気もします。
 
作者より:
>チャオさん

そうですね。最初読んだときは、何といいますか、方向性は正反対なんですが、論述の仕方が、ニーチェみたいだなぁ、と何故か感じてしまいました。「詩人哲学者」とでも言うのでしょうか、そんな感じで。(レヴィナス自身が実際に詩を書いていたのかは別として。)
単独で読むと殆ど意味が取れないので、出来るだけ他の哲学者の諸概念と置き並べながら読まないと駄目なのかな・・・と思っています。解説書等ではハイデガーを主要論敵として、みたいな説明が多いのですが、よく見てみると案外サルトルへの言及っぽい箇所もあって、同じフランスで哲学をしていた訳ですし、サルトルと置き並べて見ると割と相性が良い(コントラストが効いて読みやすくなる)かな?と最近試しています。

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