少年とナイフ/虹村 凌
 
以下の方がこの文書を「良い」と認めました。
- Porter 
-  
- 北大路京介 
- 桜木 ハル 
- 士狼(銀) 
- ワタナベ 
- キクチ 
 
作者より:
パースパイドさん、ありがとう。
宏さん、ありがとう。
北大路京介さん、ありがとう。
名ナ。さん、ありがとう。
桜木 ハルさん、ありがとう。
士狼(銀)さん、ありがとう。
ワタナベさん、ありがとう。
ゆめねこさん、ありがとう。
橘キクチさん、ありがとう。
看架月 青馬さん、ありがとう。
 どうも、はじめまして。こちらこそ、お見知りおきを。
 少年は戦いたい。相手は何だってよくて、手当たり次第宣戦布告。
 茨の道が見えたら、靴を脱ぎ捨てる。それが少年。

 無謀でも、闇雲でも、人と戦いたい。傷つけたい。
 何もわからない。闇の中で手を振れば、誰かが傷つく。
 でも、そうしなきゃ傷つくのは自分。
 手の先に何かが触れて、何かを感じ、知った時に、
 少年はナイフを捨てる。
 けれど、そのナイフは別の少年が拾う。繰り返す、繰り返す。

 少年が煙草を吸うのは、ナイフを持つのは、大人になりたいからじゃない。
 誰も、そんな事を望んだ訳じゃない。
 けれど。

 ありがとう。

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