父のブランコ/Lucy
夏美かをるさんのコメント
おお、これは感動ですぅ!!!
最初はほんわかした詩なのかな〜と読み始めましたが、徐々に緊張感が増して来て、ブランコから落ちちゃうところはかなりドキドキしてしまいました。
お父様への複雑な思いをブランコを押す彼の姿に巧妙に投影して、思いの強さにおぼれることなく、第3者的な落ち着いた目線で描かれていることで、逆に切なさを増す効果を生み、とても胸に響きました。
私が「親もタダの欠点だらけの人間だったんだ」と悟れるようになったのは40過ぎたくらいでしょうか? 今は自分が親となり、子供に自分の価値観を押し付けている部分が私にもあるのではないか、とたまに考えたりしています。
いつまでも心に残る、佳き作品をありがとうございました。
---2013/02/23 05:30追記---