残骸とひこばえ/atsuchan69
アラガイsさんのコメント

避雷針に轟く稲妻。杜の中を決して振り返ってはならないという紙芝居にはマクベスというお題目が付けられていた。帰り道の森の中、小屋の紙芝居を観た少年は光る枝の先を振り返り見つめてしまった。矢のような雷鳴が芝居小屋に轟き少年は眠りから覚める。それはタワーの頂点にも達した。