未詩集1/道草次郎
アラガイsさんのコメント

このように多くの言葉が連に分けられた詩。または告白文を中心に言葉が書き進められる詩も、それは読み手の中に何かひとつでも残ってほしい。書き手の想いは皆同じです。田中修子さんの感想ともダブるのですが、表現は申し分なくお上手です。ですが、この未詩集と題された多くの小品を読み終えて何が残るのか、と私自身に問うてみれば正直余韻は薄いのです。読みやすくて何か言いたいことが気配からわかる。しかしこの気配が何処に向かわせるのか、私にはピントが合わない。これは非常に残念だと思います。難解な言葉使いで表現される方もいれば、文体の美しさやリズム、または読みやすく内容に趣きを置かれる表現者もいる。多くが素人の方ですが私もある程度は詩を読んできました。総じて言えることは、上手く表現できるように成れば成るほど、独自性には悩まされるものですね、と。このことはべつに表現然り、だけではなく、その独特な世界観にも左右されるとは思うのですが、体を成していない支離滅裂で勝手な感想ですね。寝不足であたまがふら~と失礼をいたしました。


---2021/04/04 01:53追記---

---2021/04/04 01:55追記---