第六七二夜の街/阪井マチ
アラガイsさんのコメント

SF小説一次審査落選ということですね。怪奇的な現象を伴う発想による思考内容。意識世界に於ける境界の内と外にみられる奥深さということでしょうか。。青年の内面を対象にこのことを焦点に書かれているのはその難解な言葉選びでもわかります。そのように感じられます。
ざあっと眼を通させてもらったのですが、先ずはイメージ的にプロットが立ち上がりにくいということでしょうか。これは一人称で語られる場合の弱点でもあります。特にSF小説という設定ならばやはりその場面(空間)をある程度イメージに持たせないと物語としての進行は捉え辛いですね。空間が切り替わらないと時間も流れない。絵(印象)として内容も切り取りにくい、ということだと思います。主人公を設定して台詞を導入したり二人称で語らせてみるとか、いろいろ方法はあると思います。 拙な感想で申し訳ないのですが。




---2020/07/23 03:12追記---