新世界/ミナト 螢
アラガイsさんのコメント

実際NYへ行ったことがなくてももちろん詩にはできますよね。作者はNYをイメージし、そこに自分を放り込んで語らせればいいのです。それが作者自身の思いならばメッセージにもなるし、第三者を装い語らせれば物語にもなるのです。そして読み手のこころを掴めば、それは出来の佳い詩として共感を得るのです。NYの街をどんなイメージで語られているのかな?と思いちょっと書いています。
一青窈のハナミズキは歌詞も素晴らしくて、わたしの大好きな歌です。まあ、歌謡曲の佳さも、その半分はメロディに頼るところは大きいのでしょう。でも誰もがいつまでも認める佳い歌って、やはりその歌詞の影響も多分に含まれていることには納得されると思います。 
ハナミズキ。もちろんメロディも優れて佳いのですが、ちょっとわかりにくいと評される歌詞。あれはメロディがつかなくとも充分こころを掴める作りの詩に出来上がっています。たぶんもう少し言葉を足して補ってやればメロディが付かなくてもあれだけで素晴らしい詩と言えるのではないか。わたしはそう思うのです。
あの歌詞の佳さはわたしなりに簡単に言うとイメージの拡がりだと思うのです。
過去の人物(母親のようなあるいは故人のよう)から現在の自分(歌い手である語り手)へ。そして庭に咲くハナミズキ(僕、擬人化)からの贈り物。つまり言葉ですね。この対話から受け取れる三角形の構図が、見事に抽象化されわたし自身に置き換えたイメージとして浮かび上がってくる。ということだとわたしは解釈しながらいつも泣けてきてしまうのですが、ごめんなさい。感想から話しがよけいに長くなってしまいました。

---2020/05/18 23:27追記---

---2020/05/18 23:28追記---

---2020/05/18 23:30追記---

---2020/05/18 23:47追記---