葱/ただのみきや
山人さんのコメント
ただのさんの作品の中でも肩の力を抜いて読める作品ですね。
葱が主賓になることはありませんが、薬味として副菜として確固たる地位を保ち、その個性は今もこれからも変わることが無いでしょう。
私自身、長く生きてきた中で、主だった立場にはなれませんでしたが、こういった、葱のような生き方ならまだ出来そうな気がします。
 詩というものは不思議なもので、核心を抉ろうとすると浅くなったり、このようにさらっとしたものが、読み手によっては深くなったりするものであり、不思議な存在です。