雲の子/たま
乾 加津也さんのコメント
雲の子の
解釈の多様性をまとったこの作品は
憧れにも、皮肉にも、慈しみにも、水のように
読み手によって自由に変化する
短いセンテンスの疑問形が連なり
視覚にも意味合にも
空中の一点に浮かんでいるかのようだ
命名という関連によって
親子の意識(重く)を植え付けながら
またそれをも吹き流す(軽く)展開は
さわやかでも
読み手を揺さぶらずにはいられない
とか言ってみました

分析したくなる良作だと思います