RE 日本人にロックはできるか サセクション/只野亜峰
只野亜峰さんのコメント
>01 Ceremony.wmaさん
いやはや突っ込まれておられる通り僕はわりとミーハーなものであんまり音楽的な素養が無かったりします。まぁ、今回はそれを差し引いてもかなり急いだ評になってしまったので、肝心の部分にロクにリサーチかけずにフィーリングでやっちまった感が溢れる感じで実にお恥ずかしい限りです。
日本のロックンロールの文化的側面っていうのをきちんと考察すれば仰るとおりにエレキギターの普及とかそれに纏わる動きとか普及のしかたとかは重要な問題ですし、その当たりをちゃんと理解して評が書けたらそれはそれは気持ち良いんじゃないかなーなんて思います。そういう面白いものをいつか書いてみたいもんです。

まぁ、今回は「別に欧米諸国の文化を劣等感を持って受け入れたわけじゃないと思うよ」というのを主題に持って行きたかったので、本題であるはずのロックンロールの成立のあたりはかなり手抜きな感じになってます。読み返せば日本語からしておかしいところも随所にありますし、まったくもって夜中のテンションで評なんて書くもんじゃありませんな。ちょっと調べてみただけでも、グループサウンドの成立もビートルズの来日をきっかけとした世界的なビートバンドブームの一巻としてうんたらかんたらとか興味深い感じの事が書かれてて個人的に凄くわっふるわっふるです。この当たりをこの機会にすっ飛ばしてしまったのはちょっと勿体無かった気がします。まぁ、物凄く個人的な興味の話としてですが。

そういった意味で考えてみると物凄く片手落ちな評ですな。たぶん昨日の酔いどれの自分は「日本でロックンロールという文化は確実に主体的に受け入れられているし、それは確実に日本人の持つ精神的な側面や文化的影響を糧に成り立っているわけだから卑屈になる事はないんじゃないかい」という事をたぶん言いたかったのだと思います。思いますが、この肝心な部分を語りきれているかといえばずいぶん詰めが甘かったなぁと思ったりもします。

たぶん東京ブギウギを持ち出してきたのはジャズとかスウィングとかいう音楽が戦後の日本に強いエネルギーとして流動したであろう事をなんとなく思っていたので、「ほら、こんな風に日本人は外の音楽を取り入れながら自国風のテイストを加えながら発展させたり成立させたりしてるんだよ」という例を挙げて、その上で「そういった文化が後のムーブメントにも脈々と受け継がれていってる側面もあるから、あんまり日本のロックを卑下してもつまらんのじゃないかな」みたいな感じに纏めたかったような気がするんですけれども全然足りてませんでしたね。それどころか日本のブギウギが日本のロックに結実していったみたいな評になってますね。いやはやお恥ずかしい。

まぁ、ロックンロールというのはやっぱり本来アメリカの音楽なわけで、その主役はやっぱりエルヴィスとかチャックベリーとかジェリーリーだと思うわけです。そういったロックンロールがイギリスに伝わってビートルズやストーンズなんかのリバプールサウンドが形作られていったり、そのリバプールサウンドの影響を受けてグループサウンドみたいな形で日本にもムーブメントとして成立していったというのは物凄く面白い事だと思うのですよね。だからまぁ、そういうのを含めて僕は音楽は血脈であると思うわけですし、そのあたりを書ききれなかったのは今思うと残念ですな。まぁ、知りもしないグループサウンズを得意気に語るよりかはマシだったかもしれませんが。世代じゃないと言えばそれまでなんですけど、やっぱり馴染みの少ない時代ではあります。しかしながら、リバプールサウンドはアメリカとイギリスのロックを繋ぐ文化的な架け橋だったでしょうし、日本においてその役目を果たしたグループサウンド抜きには確かに語れない部分は多かったような気がします。なんとなくそういった存在があるんだろうなぁとは思ってはいたんですけど、なんとなくのままじゃ色々駄目ですな。キーワード一つで色々認識を新たにするきっかけになりました。突っ込みありがとうございます。


>ETELANMATKAさん
>かのっぴさん

そんなこんなでポイントありがとうございます。
今後も立派なお笑い芸人を目指していきたいと思います!