(都合の良い)手紙/ブルーベリー
深水遊脚さんのコメント
 様々な事情で関係を断った人が、何かに巻き込まれたり、何かの犠牲になったことを知ったとき、知らない人がそうなったとき以上の関心をその人に関して示せるかどうか。いまの私にはわかりません。
 都合のよい解釈で人を慮る気持ちを脱色し尽くして、最後に残ったものがその人の幸せを願う気持ちであることは、良いことなのかもしれません。
 本音を突き詰めれば、どうでもいい、という思いにたどり着くことも多いです。最後に残るのが憎しみであり、むしろ痛い目に遭ってほしいと望むこともあるかもしれません。いろいろ私自身の別れを振り返ると、そう思います。素朴にその人の幸せを願うという人もなくはないですが、親身にならなければ無関心と一緒なのかもしれません。親身になって余計なことを知りすぎたとして、できることもあまりないから。