悪意の在り処/岡部淳太郎
深水遊脚さんのコメント
 悪意や暴力に関しては詩集ではなく他の商品が大衆の欲求を満たしているだけなのかも知れません。詩に悪意があり、それに魅了されることすらあることを知るきっかけが少ないのでしょう。あと、加島祥造については、相田みつをとセットで切り捨てて良いものかな?と思います。なぜあの人が「求めない」にたどり着いたのか、昔はどっぷり現代詩に浸かっていたのに。善意に結晶するまでの過程はどんなか?もしや善悪に拘泥する地平はとうに越えてしまって更なる高みにいるのかもしれない。そんな気もするのです。