青空に登る灰煙/白昼夢
白昼夢さんのコメント
あの子は旅立ちました。
波乱万丈の人生だったんじゃないかな、と。
最後の最後に、あんな風な終わり方をするなんてのは、ちょっと寂しい物がありました。


人は死ぬ。いつだって死ぬ。
老衰で、事故で、病気で。不意に。

ただ
ただ、俺を置き去りにした彼女に、一年経って、今になってやっと
ありがとう、と言えるような気がした。

それはきっと、自分のことすらまともに思い出せなくなってしまった自分の
最後に伝えたい、伝わらない、届かない声なのかもしれません。

人は死ぬ。いつだって死ぬ。
遅かれ早かれ死ぬ。

ただ、それを受け入れて乗り越えるだけの精神力があるかどうかは、その人次第。
受け入れられなくて、乗り越えられない俺は、もう現実も過去も未来へも逃げられない。

今こそ
一人とその取り巻きの人間を除いた、すべての人々に
ありがとう