明滅/たもつ
草野春心さんのコメント
面白い作品だと思います。言葉の肉体性みたいなものの外部として、「親戚のように」「黙る」「世界」があると。世界が黙るのは論理的にわかる。だが、それが親戚というかなり肉体っぽいものとつながっているのはなんなのか。奇妙と言えば奇妙である。しかしそもそもいま親戚ってものが何なのか、という問題。少し謎のようで、感覚としてはよくわかるというのがいいなという感想を持ちました。