リアリティ・バイツ/ホロウ・シカエルボク
おぼろんさんのコメント
ホロウ・シカエルボクさんの詩を読ませていただいて思うのは、「これは、詩が好きな人ならばとてつもなく好きだろう」ということなんです。一気に書き上げられた散文詩、これに勝る詩はないです。ですが……もっと読者に媚びた表現はないかな、そのほうが作者にとっては助けになるのではないかな、とも思い。ですが、いやいややはり、とも思うのですよね。こういった散文詩を貫いていってほしい、と。それは詩の歴史にとっては確実に貢献するものになりますが。例えばソネットのような定型詩を書かれてみては、小説を書かれてみては、とも思ってしまうのですよね。いや、この研ぎ澄まされた表現が至高なのかな……。余談ですが、「狂っちまえなかった、だからさ…その辺の誰かに絡まなくっちゃあ、自分自身の尊厳すら守れやしない」というのも、わたしと似た感想です。……やはり紙で読みたいな。。「上澄み液のような真実は欲しくないんだ」というのは激しく同意です。。「成長という現象に関して、そこに他者の介入はまるでないからだ」これは、わたしの人生に照らしても真です。同族と思ってもらえるかどうかは分からないのですが。

追記。小説も書いていらしたんですね。時間のある時に読ませていただきますね。
---2022/09/12 20:12追記---