中原中也も立原道造も……萩原朔太郎なんかは別ですが。皆自称詩人で良いじゃない、とこのごろでは思うのですよね。世界の大きさに対して、わたしたち人間というのは、とても矮小なものです。詩人も一個の職業。たとえ現世では報われなくても。ただ、そこには戦いがあり、戦いに挑もうとする人間がいる。それは尊いことなのだという気がします。中原中也は後の理解者である大岡昇平に対して、「お前は写字機械だ」と悪態をつきました。中原はよく大岡に殴られていたそうですね。そんな大岡が、後には中原の最大の理解者になる。技術のある詩人に対しては、死んでからにしろ、老いてからにしろ、自然と理解者や賛同者が集まってくるものなのでしょう。わたしたち自称詩人は、ただそれを待てば良いと……長くなりましたが、そんなふうに考えています。わたしはひだかさんの詩生活を応援しています。

---2022/08/23 02:20追記---