詩の日めくり 二〇一四年十二月一日─三十一日/田中宏輔
一輪車さんのコメント
田中宏輔さんの作品をいつも淡い影のように
シャボン玉のように包んでいるユーモアや
ウィットは、わかるひとにはわかるとおもうけど
京都人特有のものであって、今回もまた
なつかしきフォーク・クルセダーズに
出会ったような気にさせてくれる「くすっ」と笑わせる
ピリ辛系のお嗤いがひそんでいる。
冷徹ないたずら好きの京都文化がいかんなく
発揮されているような気がしてうれしくなる。