夢でよかったが、現実は痛かった/暁い夕日
水菜さんのコメント
夢の中で自らが殺される夢は、吉夢なのです。だから、もし、それが、そうならば、これから新しい世界が広がる予感の素敵な夢です。自分は、死にそうになる夢は見ても、死んだ夢は見たことが無いのです。因みに死にそうな夢は全然吉夢じゃないのです。ちょっと悔しくなりますよね。私は、くやしく思うのですけれど、絶対に死ねないのですよね。難しいです。明晰夢でもよいから一度見てみたいです。

この作品の世界観は、スピード感がある中にあって、何故か置いてけぼり感があり、それが、不思議な余韻を感じるように思いました。

夢の心地というよりもずっと鋭い切迫感なのに、夢であってよかったって、作者様の詩の言葉に最後救われたような心地になって、不思議な感触の詩のように思えて、すごく手を引かれました。

まるで、肌感のない、空白のなかにころされたことばが、浮いているような感覚なのに、それがなにもいやではなくて、だから不思議で。

結局は、そこに執着がなくまっさらだからなのかなと思います。ただ真っ白で空白で空白だから、なにも。なにも、空白なんです。

そんな風に思えて、不思議な感触です。

様々なことを思考しました。素敵な作品を読ませて下さり、誠に有難う御座います。

失礼致します。