散文の習作 近代俳句について/田中教平
田中教平さんのコメント

コメントありがとうございます。

最近は、自身の身の振り方と諸行無常について考える事が多く
又、コマーシャルやAI詩などの問題も念頭に書かせていただきました。

それはそうと、山を分け入った山頭火ですが
彼のストーリーに相反して彼のスタイルはというと意外に定型的なのです。
山頭火全句集を音律的に分析しましたところ
自由律といいつつ「五、七」音、又「七、五」音、「七、七」音というのを基本にして
後は字足らず字余りの後の処理も概ね同じだということがわかります。

つまり彼は山に分け入ってゆく過程で、「五七五」では長いというところで
より携帯性、そして簡便に優れているように省略等を利用した「定型作家」でした。

ラヴクラフトとは違い、正直彼の自然押しには食傷するものがあります。
全句集よりより簡便な山頭火句集で充分だったのかという疑問も持ちつつ
今、彼の晩年の作について追っているところです。