自尊心の構造/室町 礼杉原詠二(黒髪)さんのコメント
少し意見が違いますね。天上天下唯我独尊。自尊心を損なう言動を非難するなら、阿保だとかいっては、いけないのでは。自己の自尊心を大切にするならば、当然他者の自尊心にも敬意を払わなければいけない。世界観や価値観の違いを比べ合って、さらなる意見に変えていく行為には意味がある。しかし、それは事実ベースに自己見解を加味し、さらにそれを相対化した視点から見なければならないと思う。人間が、食事、睡眠、排せつを必要とするということを考えると、鉄人ではなく脆さがある。それはつまり、自尊心とは、そういった生物的生理を原理として含みながらも、いらないものを排出しなければならない自分という原罪を超えた、愛情や智慧といった、本能と本能を超えた余剰が、物理法則にしたがいつつもその現象的な価値に即して、何らかの形にまとまる、という形で持たれるところに生じるものだと思います。弱いゆえに強い、その構造こそが自尊心の構造では。