解説「川べりの家」松崎ナオ/洗貝新菊西 夕座さんのコメント
「~信じてやまない」
これは時計の針的な止まることのない動きを志向しているように思われました。川のながれのように「やまない」と。それが最後の「一瞬しかない」のフレーズと重なるとき、「止まらない」だけにいっそう悲痛ですけれど、その一瞬を「信じて止まない」と肯定しながら通過していくのだという気がしています。
2番の歌詞で「水溜まりに映っているボクの家は青く透け、指でいくらかき混ぜてももどってくる」というのが哲学的といえばよいのか、深いと思いました。戻るのは、水たまりが存在しているうちだけなのですが、川が時のながれであったとしても、川はまた水でもあるからして、そこ(川べりの家)にはいつも一人立ちした自宅の影(自信、あるいは洗貝さんがおっしゃる自立への決意)が映っているのだと思います。
洗貝新さんは、今回も目の付け所が素晴らしいですね。考えさせられました。
---2025/12/28 13:28追記---
---2025/12/28 13:40追記---
---2025/12/28 13:44追記---